2011年10月29日土曜日

称名忌 斎会

すっきりとした秋晴れに恵まれた27日、大分市内の仏光寺様で先住和尚様の十三回忌があり、法要に出頭させていただきました。

万寿寺、関閒窟老大師の導師のにより厳かに執り行われました。老大師の香語に「拈来報徳十三周」とありました。
先師の恩に報いることは大変なことでありますが、仏光寺様では着実に報恩底が受け継がれており、さぞ先住様もお喜びのことと思います。










仏教聖典に父母への報恩についてしるされています。

父母の大恩は、どのように努めても報いきれない。例えば百年の間、右の肩に父をのせ、左の肩に母をのせて歩いても、報いることはできない。
また、百年の間、日夜に香水で、父母の体を洗いさすり、あらゆる孝養を尽くしても、または父母を王者の位に昇らせるほどに、努め励んで、父母をして栄華を得させても、なおこの大恩に報いきることはできない。
しかし、もし父母を導いて仏の教えを信じさせ、誤った道を捨てて正しい道にかえらせ、貪りを捨てて施しを喜ぶようにすることができれば、はじめてその大恩に報いることができるのである。あるいはむしろ、それ以上であるとさえいえよう。父母を喜び敬うものの家は、仏や神の宿る家である。