最近タイムマシンを見かけることがある。。
と言っても、子供が見ている「ドラエモン」の中でのことである。
23日名古屋大学と11カ国の国際チームが、素粒子ニュートリノが光よりも速く飛ぶという実験結果を発表した。光よりも速いものはないとするアインシュタインの相対性理論を覆す結果だ。事実であれば理論上タイムマシンも可能となる結果。
測定の結果に対して、名古屋大学の小松雅宏准教授は「衝撃的な結果だが、実験チームとしてはデータの検証を尽くした上での数値だ。どういう解釈が可能なのか、理論研究者への問題提起となるだろう」と話した。
実験の結果は、ミュー型ニュートリノをスイスのジュネーブ郊外にある欧州合同原子核研究機関からイタリアのグランサッソ国立研究所の間、730キロを飛ばし3年間で1万6千回以上計測した結果で、秒速約30万キロの光が約2.4ミリ秒かかるところを、ニュートリノは1億分の6秒早く到着し、速度は光より10万分の2速いことになる。
タイムマシンが可能なら、3,11大震災以前に戻りたい、と願う方もあるだろう。
過去・現在・未来、私たちは日本はどのようになるのか心配である。しかし禅では「三世」をどうとらえるか。「過去・現在・未来」でなく「先刻・後刻・只今」のことであり、「即今・此処・自己」の立場に徹し、絶対的今を生きることこそが大切である。
原発事故の終息もめどが立たず、国際社会のエネルギー政策は脱原発の気運も高まっている。そんな中、野田首相は安全性を世界水準にして、原発輸出を継続することを発表。また原発交付金が市の予算の4分の1を占める上関町の首長選は、原発推進派の現職が圧勝。
今を生きることが大切であるが、未来の子供たちのために再び時間を戻せたらと、省みなければならないことがないよう政治に願うばかりである。
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